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2/10(水) 卒論発表会

  • natsumi
  • 2021年2月12日
  • 読了時間: 4分

更新日:2021年2月24日

お久しぶりです.学部4年の髙橋夏未です.


一昨日,2月10日は学部の卒論発表会でした.

1月の終わりに卒論を提出し,そして無事,発表会を終えることができてひとまずほっとしています.


いつもなら全体ゼミの記録を載せているところですが,今週はわたしの卒論について書くことになったため,卒論を終えた今,感じたことや考えたことについて少し書こうと思います.



卒論について考え始めたのは,3年生になったころからでしょうか.その頃は学部生の後輩もいなかったため,毎週大島先生と個人ゼミという形で,たくさん本を読んだり,論文を読んだり,多くの情報に触れ,自分の興味関心について探っていました.


プログラミングについて研究をしたいと思ったのは,4年生になる直前くらいだったと思います.斎藤さんの講義を受け,プログラミングの面白さを知りました.これを授業する側でやってみたいと思いました.と同時に,自分が将来教壇に立った時に教えられるのか,という不安を感じたことを覚えています.


テーマが決まってからは,さらに大変になりました.わたしは器用ではないので,教採と上手に同時進行で進めていくということができず,先生のことをとても焦らせてしまったと思います.それでも見放さず,優しく,ときに厳しく指導してくださった先生には本当に感謝しています.


ありがたいことに小学校で実践をやらせていただけることになり嬉しかった反面,その準備は想像以上の大変さでした.教材の開発,授業計画,子どもとの関係づくり,分析方法はどうするのか…など.課題は山積みなのに,時間はない.初めての経験だから何から始めたらいいのか分からない.そして,いざ頑張ろうとなったときに直面したコロナ渦.今思うと,現場で実践ができたのは本当に奇跡だったと思います.


実践については,頭のなかでのシミュレーションは完璧でも,やはり予想外の問題が起きるのが現場ですね.特にタブレットを扱うようになってからは,かなりてんやわんやでした.初めてプログラミングをする子どもたちと,初めてプログラミングの授業をする教師.大変で当たり前です.


今回の研究では,子どもたち同士で教え合い,学び合うことを軸とした授業デザインにしました.そして子どもたちの間でどのような会話がなされているのか,どのように学んでいるのかを明らかにすることが目的でした.授業を終え,子どもたちの会話を聞いてみると「こんなにも自分は子どもたちの素敵なつぶやきや発見を見逃していたのか」と少し悲しくなりました.自分では見ていたつもりだったし,一緒に楽しい活動ができたと思っていましたが,やっぱりまだまだでした.


わたしがこんな反省をしていたわけですが,子どもたちの学びの様相は本当に素晴らしいものでした.積極的に教えに行く児童もいれば,どんどん質問をしている児童,中にはいろんな人の作品を見に行って自分の作品に取り入れている児童もいました.仲良しグループでおそろいの作品を作ったり,1人で4種類の作品を作ったり,敵と味方でストーリー仕立てにしていたり….教師が1から10まで教えなくても,お互いに助け合い,子どもたちは学んでおり,それはとても価値のあることなのだな,ということを私自身,身をもって学ぶことができました.



毎年先輩たちが大変大変言ってた卒論を実際に書く立場になったのですが,「卒論を書く」ということは想像の何倍も大変で,しかし何倍も自分を成長させるものだったと思います.

部活と卒論に挟まれつぶれそうになったことも,日付を超えるまでゼミ室にこもって論文を書いたことも,今となっては良い思い出です.



いつも温かくご指導してくださった大島先生

最後の最後まで支えてくださった大島研究室のみなさん

教材開発に協力してくださった斎藤さん

快く受け入れ,貴重な授業時間をくださった小学校の先生方,子どもたち


関わってくださり,支えてくださったすべての方々にこの場を借りて感謝申し上げます.


本当にありがとうございました.





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