2021/05/26 全体ゼミ
- あべさん
- 2021年5月26日
- 読了時間: 2分
今回の全体ゼミは上越教育大学附属中学校が出版した「GIGAスクール時代の学校」の感想を共有したり,ICTを用いた授業の場面演習を行ったりしました。
感想共有では,本の中の対談や附属中の生徒の1日の生活のページを読んで新たに気づいたことや考えたことを出し合いました。話をしている中で,朝の健康観察や部活動の時などにもICTを使うことが,附属中のようなICTを活用した最先端の授業ができるようになることを確認でき,日常的にICTを活用していくことが大切であることを実感しました。またお便りをすべて電子化することで紙の消費量が大幅に削減できたり,Googleクラスルームを使うことで,円滑に授業の連絡ができると同時に欠席した児童への連絡も素早くできたりするなどの利点についても理解を深め,実際にGoogleクラスルームなどを使ってみたいという気持ちになりました。
一方で,話し合いの中ではICTの活用ばかりに目が行くと,一人一人の子どもの表情や様子の見取りの優先度が下がってしまったり,ICTの活用が目的となり,授業の幅が小さくなったりしてしまうかもしれないという指摘もありました。授業やその他の行事においてICTを活用においては,その目的に応じて,子どもや教師がこの場面はICTを活用した方が効果的だと判断した時に活用していくことが大切ではないかとも思いました。
ICTを用いた場面演習は,7人のゼミ生が10分程度で行いました。今年のゼミ生は様々な教科の専門性を持つ学生が揃っています。実際の演習場面では,ジャムボードを使って食材を五大栄養素に分類し,バランスの取れた給食のメニューを考えたり,Google Earthのストリートビュー機能を使って淀川の様子を観察したり,edutabに自分の行きたい国を紹介する英文を書いて全体に共有したり,世界の人口や地震が多い地域を協力しながら調べたり,ガレッジバンドを用いて連想する場面の音をつくったりなど様々な提案がなされました。この日のためにゼミ生はどのような場面でICTを活用すると効果的かを考え,試行錯誤をしてきたと思います。ゼミ生一人一人の提案が今後の学校支援フィールドワークの実践に結びついたり,新たなICT活用の発想が生まれたりするきっかけとなればいいなと思います。
今日のゼミが終わった後に,「今日のゼミはとても学びがあって楽しかった」というM1の声を聞くことができました。これからも楽しみながら多くの学びがあるゼミをつくっていければなと思います。
文責 阿部

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