9/12(土)日本教育工学会全国大会ポスター発表
- あべさん
- 2020年9月17日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年2月24日
9月12日に教育工学会で学会発表を行いました。今回はオンラインでのポスター形式の発表でした。人生2回目の学会発表でしたが,初めてのポスター形式での発表だったので,緊張しつつも参観者の対話を大事にするように心がけました。オンラインでの発表だったので,来てくださる人がいるのかという不安がありましたが,自分が思っていた以上に多くの方が参観していただけました。
私が発表した研究テーマは,「教育実習指導における指導教員の変容に関する事例的研究」です。この研究では,教育実習指導を担当した指導教員の先生方にインタビューを行い,教育実習を通じた指導教員の変容を分析しました。結果として,教育実習が指導教員の学びの場として機能していることが分かりました。一方で,学校現場の多忙な業務が教育実習指導による学びを阻害していた事例もあったので,指導教員の業務軽減などが必要であることが示唆されました。
参観して下さった方からは,「研究テーマに魅力があって発表を見に来ました」,「教育実習を受け入れる側のメリットを考えることは持続可能な教育実習の制度を形作る上で,とても大事ですよね」などの温かい言葉をいただくことができ,とても嬉しい気持ちになりました。また,「校種が違う教師の場合,変容に違いはあると考えられるか」,「教師教育者としての研修がされていれば,学びには違いがあったと考えるか」,「それぞれの教員に異なる変容が現れた背景は何か」「指導教員の負担感はあったのか」などの質問をいただきました。質問には今まで私自身が考えていなかったことも含まれており,研究を見直すきっかけとなったため,今後に生かしていきたいと思います。
学会発表が終わった後は,自分の伝えたかったことを多くの人に届けられたと実感でき,達成感を得ることができました。また,自分の研究を学会発表などの機会を通じて発信することで,新たな視点を得ることができたり,参観者にも新たな学びが生まれたりすることを再認識することができました。積極的に自分の研究を他者に伝えていきたいとも思えました。貴重な機会を与えて下さった大島先生や,学会発表の本番までにポスターの検討や発表練習に付き合ってくれた大島研のゼミ生には感謝の思いで一杯です。また機会があれば,学会発表に挑戦したいと思います。
(阿部)

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